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ミラーシステム

TWO MIRROR SYSTEM  2ミラーシステム
2ミラーシステム展開中心に一つの円形イメージを映し出します
2ミラーシステム映像2ミラーシステム透過
TAPERED MIRROR SYSTEM
テーパードミラーシステム
テーパードミラーシステム展開中心に球体のイメージを映し出します
テーパードミラーシステム映像テーパードミラーシステム透過
THREE MIRROR SYSTEM  3ミラーシステム
3ミラーシステム展開視野全体に広がるパターンを映し出します
3ミラーシステム映像3ミラーシステム透過
TWIN MIRROR SYSTEM  ツイン2ミラーシステム
ツイン2ミラーシステム展開二つの中心を持ち全体に広がるパターンを映し出します
ツイン2ミラーシステム映像ツイン2ミラーシステム透過
RECTANGULAR FOUR MIRROR SYSTEM
レクタングラー4ミラーシステム
レクタングラー4ミラーシステム展開全体に連続する四角形のパターンを映し出します
レクタングラー4ミラーシステム映像レクタングラー4ミラーシステム透過
CIRCLE MIRROR SYSTEM  サークルミラーシステム
サークルミラーシステム展開中心の実像を歪んで混ざり合ったイメージに映し出します
サークルミラーシステム映像サークルミラーシステム透過
RECTANGULAR TWO MIRROR SYSTEM
レクタングラー2ミラーシステム
レクタングラー2ミラーシステム展開連続する帯状のパターンを映し出します。
レクタングラー2ミラーシステム映像レクタングラー2ミラーシステム透過

スコープタイプ

CHAMBER SCOPE  チェンバースコープ
ミラーシステムとオブジェクトを密閉したチェンバーが、一体 となったスコープ。ドライ系、オイル系に分けられます。
チェンバースコープ
WAND SCOPE  ワンドスコープ
ワンドを縦にしてオブジェクトの落下を見て楽しむオイルワンドのほか、ドライワンドもあり ます。
ワンドスコープ
OIL CHAMBER SCOPE オイルチェンバースコープ
チェンバーにオイルを満たし、 オブジェクトの動きをオイルの流れに任せて見ます。
オイルチェンバースコープ
INTERCHANGEABLE SCOPE
インターチェンジャブルスコープ
ボディー先端にセットされた
オブジェクト部分を取り外し、替えて楽しむことができます。
インターチェンジャブルスコープ
WHEEL SCOPE  ホイールスコープ
装飾された皿型ホィールを回転させて見ます。オブジェクトの入ったチェンバー・ホィールもあります。
ホイールスコープ
TELEIDOSCOPE  テレイドスコープ
先端に特定のオブジェクトを使わず、透明なレンズなどを用いて、覗いたものを万華鏡模様に映し出します。
テレイドスコープ
MARBLE SCOPE  マーブルスコープ
先端のマーブル模様のガラス球をまわして見ます。ガラス球の中にオイルを満たした、リキッドオーブもあります。
マーブルスコープ

ミラーアレンジメント

 カレイドスコープには二つの基本的なミラーシステムがあります。
ひとつの中心をもつ像を生み出す2ミラーシステムと、 視界全体に反射され広がっていく像を生み出す3ミラーシステムです。どちらも三角の筒状(三角柱)に鏡が組み合わされています。

 2ミラーシステム

 それでは、カレイドスコープの中でどんなことが起こっているのかを示すために、次のような例をとって考えてみましょう。 Oを中心とする円に鏡OAとOBがある。△OABの中にあるオブジェクト(実像)が、鏡OAの反対側、△OHAの相対する 場所に像(虚像)を作る。

ミラーアレンジ01
<図1>
 そして鏡OBの反対側、△OBCの相対する場所にも像 を作る。△OHAの虚像は想像上の鏡OHに反射して△OGHの相対する場所に像 を作る。更にそれが鏡OGに反射して△OFGに像を作る。これと同じことが △OBCから△OCDへ、更に△ODEへと円状に続いていく。そして△OEFの虚像は 鏡OFによるものと、鏡OEによるものが合 わさることになるのです。つまりシンメト リーにするためには角AOBの角度が円の 360度を等分することがとても重要にな るのです。
 そうしなければ、△OEFの中の鏡OFの映す像と、鏡OEの映す像が重なり合 わずシンメトリックなパターンのまとまりを壊してしまうのです。従って2ミラーシ ステムのスコープを作る際の基本的ルールは、「V」の形に組んだ2枚の鏡の角度が円 の360度を等分する角度であるということになるのです。<図1参照>


 90度の角から見てみると、映し出される像は4回繰り返されるシンメトリーになります。<図2参照>

※ 図のグレー部分はオブジェクトをとらえた実像になります。
ミラーアレンジ02
<図2>
 ミラー角度と映像原理
ミラー角度映像パターンの対象性映像星型
60度6重対称3点星型
45度8重対称4点星型
36度10重対称5点星型
30度12重対称6点星型
22.5度16重対称8点星型
20度18重対称9点星型
18度20重対称10点星型
15度24重対称12点星型
10度36重対称18点星型
1度180重対称180点星型
ミラーアレンジ03

ミラーアレンジ04
 3ミラーシステム

 3ミラーシステムは、3枚とも鏡にすることにより、視界全体に持続的に広がる像を作り出します。そして3ミラーシステム では、3つの角度が正確でなければシンメトリーの像にならないので、ひとつの角度だけが問題であった2ミラーよりも、シンメ トリーの像を作るのは難しいといえるでしょう。ここでもまた、鏡の作る角度は円の360度を等分する角度でなければなりません。 そしてシンメトリーになるためのもうひつ重要なルールは、3つの内角の合計が180度とならなければならないことです。
  これら二つのルールを摘要するとわずか3通りの組み合わせしか望ましい効果をもたらさないことになるのです。

60度-60度-60度

最も一般的でシンプルなのは60度−60度−60度の正三角形です。 これはそれぞれの角度から6つのパターンの繰り返しを作るので、全体 としては連続する三角形のパターンを作り出します。

ミラーアレンジ05

45度-45度-90度

二つめの組み合わせは45度ー45度ー90度の直角二等辺三角形です。 これは、45度の角度からパターンは8回の繰り返し90度の角度から パターンは4回の繰り返しとなって、全体としては連続する四角形のパターン を作り出すのです。

ミラーアレンジ06

30度-60度-90度

三つめは、30度ー60度ー90度の直角三角形です。この場合、 3つの角度はそれぞれ違い、3種類の異なったシンメトリーを作り (30度は12回のパターンを繰り返し60度は6回、90度は4回) それぞれが組み合わされて図5のようなパターンを作るのです。

ミラーアレンジ07
 

3ミラーシステムについて更に付け加えるならば上記の説明は、パターンの実像と虚像とが繋がりあって、純粋にシンメトリー のパターンを作るものについてのみ考慮したものであり、一つ二つの角度のみが360度を等分するルールに従った時にも像を作り出すことは可能だということです。しかし、そうやって出来たパターンは見た目にはシンメトリーになっていますがそれは実像の断片的な部分を映し出しているに過ぎない、ということになるのです。

 他にも異なったミラーシステムは考えられますが、カレイドスコープのデザインと、様々なイメージのバリエーションを作っていく上で、これらの原理を理解し、基本的な決まりを知ることはきっと役に立つでしょう。